独特の香りを持つパクチー。中国名で「香菜」。食べると香りそのものが口の中に広がって、全ての味がこの香りにのっとられてしまうのだけれど、その乗っ取り具合の強烈さに魅了される。
「カメムシと同じ匂いの葉っぱ」とは、よくぞ言ってくれたお子たち。ズバリ!笑える。
今や天道生えで、毎年庭に広がってくれるので、春夏はたっぷりと食べられるし、庭から摘んで入っただけで、その香りが台所中に広がる幸せを満喫できる。(てんと生え:自生しているという意味の地方言葉です。)
鯖サンドイッチ、ナンプラー味の焼きそばには必需品。豚骨味インスタントラーメンに天もりにしたお昼ご飯などは、一品でこの上ない満足感を味わえるし、午後からの仕事へのカンフル剤にもなる。
カメムシと同じ匂いだと誰が言おうと、私はこの葉っぱの香りに酔える。まずは、同居人がパクチー嫌いでなくてよかったわ。