テキスタイルアーティスト清水まゆみ顔写真

1979年に、京都近代美術館で『プレインカの染織展』を観た時に染織の仕事をしようと決めた。
自分の人生を懸けてもいいと思える何かを探していた時だった。
うす暗い展示室の中で柔らかな照明があてられた染織品の数々。今にも朽ち果てそうなレース。一部が失われた織物。しかし、その布のまわりには強い磁場があり、魂ごと吸い寄せられていくようであった。目を凝らし観て歩くうちに布を創る世界に惹かれていった。
気が遠くなるほどの長い年月を経ても、情熱を傾けて創られた布はとても美しく、布そのものが強力なエネルギーを発しているようであった。
美術館の中で受けた衝撃と感動は、いまでも私の創作の核となっている。

テキスタイルアーティスト 

経 歴

1955 福岡県生まれ 
1978 京都女子大学卒業
1980 九州民芸村手織り工房にて織を始める 
1982 手織り工房 アトリエ綺羅ら 主宰 
1985 冨田潤染織工房勤務
1987 mai shims TXTILE AND ART設立
1992
SKIDMORE ART COLLEGE (New York)にてサマープログラム履修
1997 〜 2000 
広島にてフェルト講座主宰 
2000〜2018
小中学校・高校・美術館ほか各地にてフェルトワークショップを開催 
工房にて「3hoursフェルト講座」主宰
1987 ~ 2018
東京・鎌倉・名古屋・新潟・京都・神戸・広島・宇部・長崎・佐世保・大分・福岡・北九州各地にて展覧会

受 賞

● 朝日現代クラフト展・北海道芸術の森クラフト展・伊丹クラフト展 各入選
● PAK 展 推薦賞
● 高岡クラフト展奨励賞
● 高岡クラフト展 審査員特別賞
● 日本クラフト展入選

すきなこと・すきなもの

ガラス作家舩木倭帆のビアグラスとエビスビール

工房を離れ台所に立つ。ビールを飲みながら夕食をつくること。
スパイスの効いた料理。これには目がない。
音楽を聴くこと(クラッシックが中心だがジャンルは問わない)と寝る前の読書。
時として庭仕事。
それから、掃除とかたづけ。かたづけすぎて必要なものまで捨ててしまうことも・・・

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